OJToff-JTとは?人材育成手法について詳しく解説しています。
  1. よく聞く「OJT」や「off-JT」って?人材育成・社員教育の代表的手法と実施スタイルを解説

まずは知るべき!人材育成・社員教育の代表的な手法

まずは知るべき!人材育成・社員教育の代表的な手法

人材育成や社員教育の方法として、「OJT」「Off-JT」「SD」といった用語を聞いたことがある人も多いでしょう。まず、この代表的な3つの手法についてそれぞれ解説します。

OJT(=On the Job Training)
日本語に訳すと「現場における教育や指導」のこと。比較的古くから企業で採用されている王道の手法で、新入社員はまずOJTを受けるという企業が多いのではないでしょうか。その企業で行う業務を具体的に教え込むことを目的としたもので、実践力が身につくというメリットがある反面、担当業務以外の専門領域はもちろん、企業理念や仕事に対する姿勢などは身につきにくいというデメリットがあります。
Off-JT(=Off the Job Training)
Off-JTとは「業務外の教育」のことで、OJTが業務上のリーダーによる指導であるのに対し、こちらは外部指導者によって行われます。職場では学べない領域や理論について学ぶ機会であり、社外の人脈が作れたりするというメリットがありますが、実務との連動がなされないと何も成果が上がらないというリスクもあり、外部講師への費用がかかるため、社員教育や人材育成に予算をしっかり割く企業でなければ実施されない傾向にあります。
SD(=Self Development)
SDとは「自己啓発」のことで、精神的・人間的成長を目的として行うものです。企業の新入社員に限らず、社長や個人事業主などの経営者や起業を志す人など、様々な立場の人がセミナーや読書などを通じて行いますね。自分で計画し、好きなペースやタイミングで行うことができるというメリットがありますが、1人で行うと挫折しやすく、成果が上がりにくいというデメリットもあります。

人材育成・社員教育の実施スタイル(形式)

人材育成・社員教育の実施スタイル(形式)

では次に、こうした人材育成や社員教育が、どのような形で行われるのかについて見てみましょう。その形式は主に以下の3種類があります。

セミナー型
講師から講義を受ける形で学習するというのがセミナー型。これは学校の授業と同じで、講師の質や受講者の意欲によって成果に大きな差が出ます。また受講者は完全に受け身であるため、集中力や理解力の差によって膨大な情報量を知識として得る人もいれば、ただ座っているだけで何も持ち帰れない人も出てくるでしょう。
ワークショップ型
講師がいて参加者がいるという点ではセミナーと同じですが、こちらは対話・体験型であり、参加する側は能動的にならざるを得ません。また、参加者同士の交流もあり、社外の人脈も作りやすいというメリットもあります。ただ、情報量で比較するとセミナーを受講するよりも限定的になる傾向はあります。
eラーニング型
パソコンやスマートフォンを使って端末で受講するのがeラーニング。学習内容を記録していける、時間と場所を選ばず受講できる、企業が受講者の進捗をウェブ上で管理できる、などのメリットはありますが、質問もできず横のつながりもできないため、セミナー型以上に個人差が出やすいと言えるでしょう。

コンサルタントを活用する企業も増加中

コンサルタントを活用する企業も増加中

新入社員や一部部署を対象に上記に挙げたような研修を行う方法以外に、コンサルタントを活用して組織全体で人材育成プログラムを実施する、という企業も増えています。

これはパッケージされたものではなく、ヒアリングで見えて来た課題に合わせてカスタマイズされた内容であることがまず大きな特徴。プログラムを全社員に実施することにより、組織全体を変革することも可能です。新入社員だけでなく、会社全体として必要な変革を行うことができるため、業績がなかなか上がらない、どの社員にもやる気が見られない、なぜか離職率が高いといった問題を抱える企業に人気を呼んでいます。

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