社員全員が輝ける「エキスパートプログラム」
日本の企業では、社員が自分の頭で考え、意見を持つことがあまり良しとされてきませんでした。もちろん、すべての社員が自分の思い通りに行動しては組織として成り立たないところはありますが、「怒られないように」「はみ出さないように」「人と違うことをしないように」という考えに基づいて仕事をしていると、会社にいる時間は苦痛になってくるのは当たり前です。そして、これが習慣化してくると「自ら思考する」ということができなくなり、何かアイディアを求められたとしても何も出て来ないばかりか、職場環境が辛く我慢できない状態であっても、それを改善する方法さえ思いつかず、声を上げることもできません。こんな組織で高い生産性が期待できるでしょうか。
社員が無私の心で企業に尽くすのではなく、自ら思考し、自ら選んだという意識を持ちながら、上層部や同僚たちがみな共通の目的のために意欲を持って邁進したら、その組織の生産性は計り知れないほど大きくなる可能性を秘めています。これを実現するためのプログラムが、パーパスブランド組織ラボの「エキスパートプログラム」です。
人が幸せを感じるのは、自分が選んだものや、やっていることが、そのコミュニティや集団に影響を少なからず与えていると思えるときだ、と言われます。「エキスパートプログラム」は、名実共にこの状態を実現してくれるので、社員1人ひとりが自ら変わり、考え、動いた結果が目に見えてわかり、それに伴って「自分はこの会社に貢献している」と感じることができます。そしてそれは幸福感にもつながり、それがさらなる仕事に対する意欲になるというわけですね。
完全オリジナルプランを提案
かつては企業研修・社員教育はパッケージプランがほとんどでしたが、意識改革を主軸として組織を丸ごと変革させることを目的としたプログラムには、対象となる企業に合わせてカスタマイズできるもの、完全オリジナルのものも少しずつ増えています。
パーパスブランド組織ラボの社員教育・組織改革は、企業経営者への徹底したヒアリングからスタートします。そこでまず企業の強みを診断し、さらに現状の課題をあぶり出します。そしてそれぞれの状況や環境に合わせた個別のプログラムを提案してくれるというわけですね。
社員全員を対象とした「強み診断」は必ず行われます。それぞれの潜在能力を遺憾なく発揮できるようにするため、その人にしかない「強み」を見つけ出すところから始めるというわけですね。その中でマネジメントおよびリーダーシップの潜在能力を持つ人材を発掘し、その人を中心に強力なチームを作っていきます。また、プログラム完了後も、続けて社内で採用していけるフォーメーション作りもプログラムに含まれています。まさに実践のための研修と言えますね。
全世界での成功実績
さて、最後にパーパスブランド組織ラボの「エキスパートプログラム」を最も特異なものにし、成功に導いている「認知科学」について少し詳しく見てみましょう。
「認知科学」とは、心理学・機能脳科学・分析哲学などを統合した、現代科学の土台になっているものであり、心の動きを含めた知能がどのように働いているかを関数で表現して研究する学問のことです。簡単に言うと、脳や心が幸福感を感じていると生産性が上がる(成果を生み出しやすくなる)という考え方を1つの答えとしています。徹夜を含む長時間労働が終わったときにだけ幸福感を感じるようなこれまでの労働とは真逆の発想ですね。
これまでに、世界60ヶ国以上で650万2,970人が認知科学に基づく訓練を受けており、現在、NASA、アメリカ国防総省などの連邦政府諸機関、警察、小中学校、大学などが教育プログラムに公式採用しています。これだけ幅広い組織が採用しているということは、かなりの実績をあげているということがよくわかりますね。
日本の、特に古い企業にとって、これを採用するのは勇気が要ることかもしれません。しかし、これから少子高齢化がさらに進むにつれ、若い人材の取り合いになるでしょう。そんな時、胸を張って自分の会社に招き入れたいと思える環境を、私たち経営者は1日も早く作る義務があるのです。